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外国人採用成功マニュアル

UC. Berkeleyで学んだ2人があかす 外国籍人材との多様な働き方とは?

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5月27日(月)に、外国人材と働く方向けのトークイベント「UC. Berkeleyで学んだ2人があかす 外国籍人材との多様な働き方とは?」を開催いたしました。

 

法政大学 キャリアデザイン学部教授の田中研之輔氏をモデレーターに、料理研究家の行正り香氏と弊社海外採用事業責任者の山下が登壇いたしました。

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この10年で変わってきた外国人採用。しかし攻めどころが難しい

最初はグループディスカッションを通じて海外人材活用でうまくいっている点、課題点を洗い出していきます。

人材獲得難の現状があるため、みなさん外国人材を採用することについてのメリットは感じていらっしゃるようです。

しかし、日本に来たいという気持ちはあるものの日本語のスキルがあまり高くない、経歴を確認する方法がないなど、参加者の多くが課題を感じていらっしゃいます。留学生の英語力に関しては「完璧な日本語力がある留学生が英語ができるわけではない」「英語を母国語としている留学生ばかりではない」という声も聞かれました。

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グループディスカッションでまとめた内容を元に、トークセッションがスタートしました。

外国人採用に関してはこの10年で変わってきており、受け入れ側の英語力の問題もあるようです。言語、文化、職業観が違う外国人材とのミスマッチが起きており、今の段階で外国人材が求めていることとのギャップがあります。

これにはキャリア論、就活論に詳しい田中氏も「攻めどころが難しい」と語ります。

これに対し、行正氏は広告代理店時代の経験から「外国人材採用に向いている業種、向かない業種がある」と話します。特にコンテンツ制作は落とし所を見つけるのが難しく、プログラミング、エンジニアリングは共通言語があるのでビジネスとして成立させやすいと言います。そういった要素も入れ、戦略的に国籍を選んでいった方がよいそうです。

多様な働き方と言っても事業ドメインの特性や、人種、文化背景など、様々な要因で「合う/合わない」が変わってきます。これは制度では対応できず、お金だけで釣ろうとすると齟齬が生じやすいそうです。

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言語・文化的壁を乗り越えるために必要な「リスペクト」

文化背景という点では、「外国人材は日本の終身雇用制度とは合わない」と山下も考えています。仕事観が違うため転職に抵抗がない方も多くいるためです。採用力のある企業では社内でジョブホップできるように環境を整えていると語ります。

マネジメントの難しさに関しても同様です。人事制度だけでは上手く回らないケースもあるようです。上手くいっている場合でも属人的な采配であったり、経験値による部分が大きかったり、特定の国籍の方だけを採用しているなど、知識だけでは対応できないようです。

採用に関しても、上手くいっている会社に話を聞くと、たまたま最初に採用した働き者のベトナム人の周りには同じように働き者のベトナム人がいることが多いため、結果論として「XXさんが人事になってから採用うまく行った」という話は多いとのこと。

人種ではなく、個人の性格の問題なのではないかというケースもあります。ここで、山下が文化的な違いを示す「ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化」のグラフを投影しました。

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これを見て、「私が仕事をしやすい方の順番に近い」と語る行正氏。

ローコンテクスト文化の国同士であっても曖昧さが日本と違うため、例えば「早くやってね」の”早く”の時間感覚が違うなど、一筋縄ではいかないようです。

この図が示す通り、外国人材とは語学で壁があり、さらに文化的な壁があるということがわかります。逆に、これを身につけた人は活躍できると言えます。

この壁を乗り越えるためには、その国がどういう歴史、社会システムなのかを勉強する必要があります。これには行正氏、田中氏も「日本人は世界史を学ばず海外に行って痛い目に遭うケースがある」と語ります。

それでは、多様性を身につけるにはどうしたらいいのでしょうか?単一民族ではない国では大人になるまでに身についていく人も多いそうですが、日本では自らカルチャー、語学の勉強などのグローバル体験を通じて、日本の常識、固定概念を捨てる必要がありそうです。また、3人とも「他者へのリスペクトは欠かせない」と語ります。

会社に利益が出て楽しく働ける職場づくりのためには、求められる変化の幅が多いと語る山下。過去に上手く行ったからといって過信しすぎず、自分たちの中で多様性を見つけていかなければなりません。

最後に田中氏が「ヒントが出た感触はある」と話した通り、それぞれの海外人材活用について考えるきっかけが生まれたイベントとなりました。

GRIP ONでは、これからもグローバル人材のためのキャリア形成や、グローバル採用人の育成・採用支援に取り組んでまいります。

<了>


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